ゲーセンのクレーンゲームで、キャラもののキーホルダーを数個取った。
厳密には、狙っていたキャラは他のキャラで埋まっていたため
まずそれらを取ってから目当てのキャラを取ったと言う次第。
するとその様子を背後で見ていた４、５歳の男児を連れた母親が
「すごいですね、さっきなんか一度に三個も取ってたじゃない」と誉めてきた。
たまたまですと謙遜したら態度激変、「何個か被っているみたいだし、
ただでとも言わないので一個譲ってくれない？」と言いつつも
一個しかない目当てのキャラを要求してきた。
一個しかないし、何より自分もそれを狙っていたのできっぱり拒否した所
あろうことか男児に泣かれてしまい、「うちの子の好きなキャラで、
何回やっても取れなかったのよ、ただでとは言いません！」と迫られた。
その凄まじい剣幕につい「私も狙っていたから・・・」と本音をこぼしたら
ボソリと「こんな小さい子相手に薄情ですね。」と吐き捨て、
泣く男児を引きずり去っていった。とにかく色々な意味で怖かった。