401 :おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/ 2016/03/11(金) 14:00:40 ID:fgYVkHee.net
両親に育てられたが、本当の父も母もわからなかった。
詳しいことはわからないままだし、割愛してる部分もあるので、ネタだと思って読んでいただいても。

物心ついた時から母が本当の母じゃないのは知ってた。
赤ん坊の時から育ててくれて、私がいつか傷つかないようにと、小さい時から本当のことをうまく説明してくれてた。
私を生んだ女性.のことは母もあまり聞いてないようだったし、私も興味がなかった。
そして母は溺愛というには有り余るほど私を愛してくれて、おかげさまで私は卑屈になったことはなかった。
父は田舎の長男ということで周りから「次は男の子を」と熱望されてたけど、父と母の間に子供はできなかった。
何年待ってもできないもんだから、気の強い祖母や親戚たちが、よく母に
「子ができないからわざわざ子のいる男を狙った」と
父のいないところでイヤミを言ってた。
そして両親は不妊治療を思いついた。
父には既に私という子供がいるので不妊の原因は母らしいけど、初診は夫婦そろってという事で、二人で検査に行った。
父が仕事の都合で結果を聞かず帰ってしまい、母だけが結果を聞いて帰ってきて、「やはり私が原因です」と言った。
周りから責められたけど、父母は別れなかった。
父は自分と子供に尽くしてくれる母と別れる気なんかなかったし、母は「私ちゃんと離れるなんてできない!」と言ってくれた。
何より私が母にベッタリだった。

しかしその後父がタヒんで母は私を連れて家を出た。
女の子とはいえ家の跡取りは私しかいないのに、母と親戚が話し合った後、すんなり家を出ることができた。
私は親戚に挨拶もせず、手早く家から連れ出された。
遠くの地で母との生活が始まった。
母は相変わらず優しかった。
父が残してくれたお金もあったので、母の収入でなんとか母子2人生きていけた。
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